「生」という意味は「檻」などに監禁されていない、野山を歩いている天然の熊です。
私は運が良いのか悪いのか、残念ながら今まで「生」で遭った事がありません。
バイクで林道を走っている場合は心配要りませんが、自転車で林道をトボトボ歩いて
いる時や、山奥の林道で野宿をしている時などは彼に会ってしまうとマズイのです。
というわけで、この「熊」について関連の書籍を読んで、彼らの動向や習性などを素人
なりに調べたことがあります。この本はその時に購入した本で「山と渓谷社」から発行
されており、熊に関する色々な話が記載されています。
そしてこれが熊撃退用秘密兵器「とうがらしエキス入りスプレー」です。これはアウトバック社製のアメリカからの輸入品で、一本１万円強です。使用期限は３年間となっていますが、購入してから４年近く経つ今でも、まだ買い換えていません。対象動物は攻撃してくる可能性のある「熊」「猿」「野犬」などになっているいるようですが、例外として凶悪な「人間」に対しても使う可能性もあるかもしれませんね！（テントを襲撃されたときなど・・・）
皆さんよく御存知の通り、日本国内にいる熊には「月の輪グマ」「ヒグマ」がいます。「ヒグマ」は北海道に生息している熊で、体もでかいし気性も激しいらしいです。以前、日高山中で大学生らが「ヒグマ」に襲われて、大惨事になったことがあったようですが、「ヒグマ」は肉を食うというよりも「なぶり殺す」事を目的にしていたようです。
吉村昭著「羆嵐」という本には「ヒグマ」の残虐さ・獰猛さ・狡智さが詳しく書かれているそうです。興味のある方は読んでみたらいかがでしょう？
それでは「月の輪グマ」がおとなしいか・・・というと、そういう訳でもなさそうです。大抵は人間の出す声や、音などを聞きつけて熊のほうから逃げていくみたいですけど、いきなりバッタリと出会ったり、小熊がいる時にうっかり近づいてガウッ！とやられるみたいですよ。熊のほうも急に人間と出くわして、気が動転してしまうのでしょうね。きのこ取りだか、山菜取りだかのおじいさんが「熊」といきなり御対面して、襲ってきた熊を巴投げで放り投げて、谷底へ落とした・・・なんて武勇伝も聞いたことがあります。 まったくすごい爺さんがいたもんだっ！平成12年2月25日 記 管理人
熊出没に関する新聞記事などの切り抜きです。
