82.バックカントリースキー挑戦   2020年.1月記載

先日スキーのフルセット（テレマークとゲレンデの両刀使いができるATモデル）を買い替えた。スキーを始めたのは20歳頃だったと記憶しているが、初めて滑ったのは北アルプスの爺ヶ岳スキー場であった事は鮮明に覚えている。かの有名なスキー映画「私をスキーに連れていって」世代よりもっと前の時代となるので、荒井由実の「SURF&SNOW」世代が一番近いと思う。そのタイミングで社会人になった私はスキーにドップリとハマってしまい、冬は北海道のトマムリゾートに単独で毎年ガッツリ滑りに行っていた。当時はトマムリゾートもまたまだ開発途中で、連泊していたゲレンデ近くの民宿で、トマムリゾート工事関係者の方々と同泊していたことを思い出す。さて本題だが、ゲレンデスキーしか経験のない私がバックカントリースキーに挑戦してみたくなったのは、何を隠そう私の登山の師匠「ハラケン氏」の影響である。最大のキッカケとなったのは昨年の冬の乗鞍岳へテント泊した時の事だ。我々はスノーシューで時間をかけて登坂し、下りも同じように地道に重いザックを背負ってスノーシューで歩んでいたが、その横をスキーで麓へ向かう何ともスピーディな下山方法に圧倒されてしまったのだ。バフバフの雪質での浮力差は、ワカン＜スノーシュー＜スキーとなり、移動スピードもズバ抜けて早い。ハラケン師匠は既にATスキー板は持っており、今後の冬山登山での有用性を唱える師匠の推奨もあって今回の用立てを決断したのだ。まずは新しいスキーセットをゲレンデで十分馴らしてから、徐々にバックカントリースキーにも触手を伸ばしたいと思っている。