６２.徒歩による林道実踏調査                  　　　　　2006年.05月　記載

今までの林道調査スタイルは、このホームページを一通り御覧頂ければ「2輪」によるものだと言うことがお分かりだと思います。しかしこの冬にはそれを打破したと言うことがお分かりだと思います。それは「徒歩」による林道の実踏（実走ではないところがミソ）調査であり、60リットルのザックを背負っての、テン泊を視野に入れた林道行脚なのでありました。今年の冬は例年になく寒くて降雪が多く、12月、1月は各地で記録的な大雪となって、雪害による深刻な問題が雪国の地方を中心にクローズアップされたのです。関東の山々でも例年以上に降雪が酷く、当然林道も雪の中にどっぷりと沈んでしまう状況下になったわけです。毎年のことではありますが、積雪や凍結となる冬季は自転車による林道行脚も多かったのですが、今年はそんなこともあり、歩いて林道を旅する新企画が始まったのでありました。雪の影響も理由のひとつにありましたが、2月に敢行した「世附林道プロジェクト」などは通年通行規制がされていて、自転車ですら進入が許されない禁断の林道でしたが、歩きなら「トレッキング」のわけですから、林道を辿ることが許されるわけです。ですから歩きでしか立ち入ることのできない林道の実態を解明するには、非常に都合の良い調査方法だという結論に結びついたわけです。同じ林道仲間で同じような問題を抱えている方々も多く、同プロジェクトは男4名で実施。いつもはバイクや自転車、車で林道を辿っている仲間も、山歩きスタイルで林道を辿り、禁断の林道楽しんだのでありました。今年の冬も確実に同じような企画を立て、冬場の林道行脚を充実できたらなぁと思っています。