折角の4連休ではあったが、4日間のうち晴れるのは1日だけという運の悪い天気予報のもと、以前から計画していた自転車でのポタリングを実行することにした。ポタリングといっても1年がかりで完了したランドナーのレストアを実際に走行テストする目的であり、不具合箇所が見つかれば修正しなければならない、いわばダメダシのためのチャリ散歩だ。自宅近くにある花見川サイクリングロードのコースも検討したが、道の駅しょうなんにトランポをデポして手賀沼を周回。天然温泉の満天の湯と車中泊を組み合わせた計画にした。国道16号線を柏方面へ進んだ後、主地道8号線で我孫子方面へ向かう。自宅から1時間少しで道の駅しょうなんに到着した。平日なのに道の駅の本設駐車場は満車。一体どうなっているのかい？仮設の未舗装原っぱの駐車場にトランポを停めて準備にかかる。夕方になれば駐車スペースは確実に空くだろう。今回の装備はフロントパックと小型ザックのみ。途中で自炊ランチと美味しいコーヒーを飲みたかったのと、残量微量のガス缶を処理する目的もあり、ストーブとコッヘルも用意した次第。こんなときでも無ければこれらのガス缶を使いきることは難しいからね。

道の駅をスタートして湖畔に設けられた立派なサイクリングロードへ入線。自転車用とウォーキングやランニング用とのレーンがしっかりと区分されている素晴らしい道だ。時計回りで湖畔を周回するので、そのままスローペースでペダルを漕ぐ。写真を撮るのに何回も立ち止まり、何回も休憩し、何回も景色を見て進んだので、思いの外時間がかかる。これもまた時間の無駄遣いが好きな私のスタイル。ポタリングとは本来そういうものだ。しばらく進んで手賀沼湖畔から西側へ延びる大堀川のリバーサイドルートを辿ることにした。ここは川沿い両サイドに続く歩道なのであるが、ここも桜並木がとても美しいところだ。散りかけているとはいえ、まだまだ目を十分楽しませてくれるレベル。桜が一番美しいのは満開に咲いた時ではなくて、こうして桜吹雪のように散る間際が美しい。親父が逝ってから丸2年。桜咲くこの季節は自分にとっても忘れられない大切な季節でもある。

再び手賀沼湖畔ルートへ戻り、湖畔の北側を東へ進む。途中にある手賀沼公園の水辺で遅いランチ。賞味期限切れのインスタントラーメンを2パック処理する。食後の珈琲は職場の同僚から頂いた「星乃珈琲」を一服。外で飲むコーヒーはやはり美味しい。まったりと1時間近くこの場所で寛いでしまい、おそらく道の駅へ戻る時間はトータルで3時間越えになってしまう予感だった。食後は北側の湖畔ルートを辿り、手賀沼の東隅を回りこみ再び南岸ルートを西へ走り出す。道の駅の戻ったのは3時過ぎだったので、やはり3時間以上時間を要した。走行距離はたったの23キロなんだけどなぁ。温泉に入りに行くのも早過ぎるので、トランポシアターでDVDを1本見てから温泉へ。近くのコンビニで冷え冷えのビールを煽り、至福の時を迎えた。明日は昼過ぎから再び雨らしい。ノンビリ起きたら珈琲でも飲んでチンタラ帰るとするか･･･。